「自己肯定感が高い」は本当に必要か?

LOVE&ピース。

お久しぶりぶり。

北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。

 

8日ぶりに皿倉山に行ってきました。

お盆はさんで、いろいろやることがあって、登りたいのに登れない。

そんなジリジリした時間を経て、ようやく「ただいま、皿倉山」!

 

 

途中から雨が降り出してきたのだけど、

もはや心の中は

 

うけたもう~~~~!!

 

と、叫ぶのみ。

 

いいじゃないか、雨が降っても。

多少の困りごとは受けてやろうじゃないの。

 

あ。「うけたもう~~」は、以前、山伏修行をしたときに伝えていただいた言葉で、

修行中は、どんな無理難題がやってきても、まず「うけたもう~~~」と言うんだって。

 

分かりました、とか

ちょっと考えさせてください、とかナシね。

 

雨なんて、自然現象なんだから、うけたもう以外に返事はない。

 

雨が降っても、山の中は木々に覆われているので、あまり濡れない。

岩がすべりやすくなってることだけ注意しておけば、むしろ涼しく快適でござった。

 

それにしても、自分がここまで、山に感化されているとは思わなかったなあ~。

 

以前から、

山に行くと整体になる、とか

山はデトックスに最適だ、みたいなことを言うておりますが、

 

この間、毒がたまりまくってたんだなあ、わし笑。

 

山で、きつい道を行くときや、鳥の鳴き声が聞こえてきたときや、涼しい風が吹き渡ったときなどは

そのときそのときの感覚がいっぱいいっぱいになるんだけど、

てくてく歩いてるときは、いろいろ考える。

 

頭の中からっぽになるとか、ないない。

次から次にいろいろ考える。

 

ただ、人工物に囲まれて、損得や忖度のなかに居るときと違って

山の中では、けっこう素直な思考が働くから楽しい。

 

今日のひとり哲学のテーマは

「『自己肯定感が高いほうがよい』説は本当か?」の検証。

 

「自己肯定感」

 

この言葉は、心理学や自己啓発の場面でもよく聞く言葉だし、

わたしは教育や子どもの育ちのことをライフワークとして取り組んできたんだけど、その界隈でも

20年以上も前から、この言葉は流通している。

 

そして得てして、「自己肯定感が高いのはいいことだ」と思われる風潮がある。

 

が!!

 

自己肯定感ってどうやったら育まれるのかな~?と考えると

ひとから褒められた、とか、認められた、とか

成功体験がある、とか。

 

なにか、他人さまのご意見や目に見える成果に左右されているような感じがあって、ちょっと違和感がある。

 

ウチの子たちを見ていると、けっこうはっきりしている。

 

第2子であるまる子は、2歳とか3歳のころ、よく

「かーちゃんは、まる子とタボのどっちが好き?」と聞いてきた。

 

そのたびに、わたしは

「もちろんまる子よ。まる子に決まってるでしょう!」と言っていた。

まる子は満足そうに笑った。

 

そして

「でも、これは誰にもないしょよ。まる子とかーちゃんだけのヒミツね。

だってタボがそのことを知ったら悲しく思うでしょう」

と付け加えると、さらに満足そうに笑った。

 

もちろんこれは嘘も方便で、まる子とタボのどちらが好きかなんて決めきれるものではないのだけど

生まれたときから目の上のたんこぶのいる第2子まる子に配慮したトーク。

 

ただ、わたしはその後もなにかにつけて

まる子に「かわいい、かわいい」と言い続けたせいか、

まる子の自己肯定感は異常に高い。

 

事あるごとに

「まる子ってすごい」「まる子天才!」

とよく言っている。

自画自賛力が強いのか。

 

そして、他人さまに対しても「自慢することが大好き」と公言してはばからない。

賞状をもらうと、すぐ壁に貼っつけるタイプ。

 

彼女の中には、他人の存在がある。

 

一方、のんびり長男のタボは、他人さまがあまり関係ない。

成功体験にも一喜一憂しない。

 

小学校のとき、荒れちくった学年で、一度だけタボにも攻撃の矢が飛んできたことがあるのだけど、

それも「ふーーん」という感じで受け流していた。

賞状をもらうと、すぐ古紙回収ボックスに入れるタイプ。

 

タボには、「自己肯定感」という言葉がガツガツしすぎているような気がする。

だからといって、彼が自己卑下に生きているわけではない。

自分のことは、自分で認めている。それも無意識に。

だから、むしろ「自己受容」といった感じかな。

 

わたしは、どちらの生き方も面白いと思う。

ガツガツ生きるまる子も、たんたんと生きるタボも、おもちろい。

 

だから、「自己肯定感が高いのがよい」「自己肯定感の高い子に育てねば」というのは

幻想だと思う。

 

、、、そんなところに帰着して、山をおりてきました。

 

今日もいい時間を過ごせた。よかった。

 

ではでは、今日もすてきな一日を。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
【受付】 9:00~16:00
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