ナウシカを読む~喪失感を超えて~

LOVE&ピース。

こんにちは。

北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。

 

北九州市では、再び感染者が増えておりまして、

今日から再開予定だった、皿倉山のビジターセンターも休館続行、、、(;´・ω・)

 

 

まあ、開いてなきゃないで、とくに不足はないからいいんですけどね。

 

再開予定だったいくつかの施設も引き続き休業をするらしく、まだまだ先が見えない、、といった感じです。

 

たぶん、こんな感じが2,3年は続くのかな、と思う。

新型コロナウイルスと人間がなじんでいくまで、それくらいの時間は必要なのかな。

 

別の視点では、特効薬やワクチンが開発されれば、混乱が多少治まるかもしれない、と言われていますが、

このへんの話は、そちらの説を支持する方に譲ります。

 

さて、市立図書館はとりあえず再開するらしいです。よかった。

待ち遠しかったよ。

 

図書館閉鎖中は、新しい本を読むことができなかったので、ウチにある以前読んだ本を取り出して読むことが多かった。

片っ端から読んだなーーー。

 

以前はさっと読んだだけで理解がおぼつかなかったところも、

二度め、三度めだと妙に納得したりして、新しい本に手を付けられない時間があってよかったかもしれません。

 

今回、再読して、新しい発見・気づきがあった本もたくさんありました。

 

その代表が「風の谷のナウシカ」。

 

あまりにも有名すぎるし、

いろいろな思い入れがある方も多いと思うので、

いちいち説明はいたしますまい。

 

わたしも、これで何度読んだだろう、、、と思うほど、たびたび手に取っている本です。あ、マンガです。

 

毎回毎回、読むたびに新しい発見・気づきがあって、

理解がどんどん深まることが、この本の底知れぬ力とは思うけど、

 

いつ読んでも、変わらず強く心に響くシーンがあります。

 

終盤に差し掛かるあたり、

場面は、戦火のなかに飛び込んだナウシカの帰りを待つ風の谷。

 

テパという、年の若い風使いの少女が、暴風の中で初めて「風」を見ることができるようになり、

「新しい風の和子(わこ)が届けられた」と、長老の大ババさまや城おじたちが静かに喜ぶシーンがあります。

 

そのとき、大ババさまはひっそりと

「新しい風の和子が谷に生まれたのは、古い和子(ナウシカのこと)がもう谷へはもどらない兆しではないかと、、」

「こういう夜は、骨がいたむ…」

と思う。

 

このシーンが、なんとも、たまらなく、切なくて、、、

いつも素通りできないでいます。

 

ほんの小さなシーンなんだけどね。

 

 

新しい芽生えに内包される、絶望感と喪失感。

 

この「喪失感」というものに、わたしはずっとひっかかってきました。

なにかを失ったときの空虚感。

けっこうこわいよね。

 

また逆に、「失うから得る」という考え方もあって、それはどちらかというと「得る」に力点がある。

得るためにはなにかを手放さなきゃ、、みたいな感じ。

 

でも、単に「失う」だけってのもいいんじゃないだろうか、、、

 

今回、ふとそう思いました。

 

今がこんな時代だから、そう思ったのかもしれないです。

 

いろんなものを失っている。

それはそれでいいのかも、と。

 

そして、失ったので新しいものをください、、ではなくて、

この空いてしまった場所は、しばらく空いたままでもいいかな。

もし時期がきたら、いつか流れ込むものがあるかもしれない。

 

「喪失感」をちょっとだけ受け入れられることができるようになった。

それくらいの感じですけど。

 

他にもナウシカを読んで、いろいろ考えることがありました。

それはまたおいおい。

 

ではでは、みなさま健やかにお過ごしください。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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やさしい温熱で、こころとからだをほぐしていくイトオテルミー。

すっきりと軽くなるデトックスマシーン・ゴッドクリーナー。

大量の汗とともに冷えを流すよもぎ蒸し。

どちらも、みなさまの健康の一助となることでしょう。

北九州市八幡東区・えん療術所でお待ちしております。

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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
【受付】 9:00~
【定休日】不定休(できたら事前にご予約ください)
【お問い合わせ・ご予約】070-5690-0147
【住所】北九州市八幡東区尾倉1-2-1(西鉄バス「尾倉町」バス停前)

 

 

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