ただのひとりも透明な存在にさせてはいけない

LOVE&ピース。

こんにちは。

北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。

 

朝から皿倉山に登りました。

 

わたしは8時半ごろから登りましたが、

タボは友だち10人と朝の6時に家を出て、8時すぎには山頂に到着していたらしい。

元気すぎるんだよ、高校生(ー_ー)。

 

今日はすごく気持ちのいい天気で、

登山されている方も多かった。駐車場も満車に近い。

 

猫も杓子も皿倉山ですよ!山はいいです。絶対的に人口密度低いから!

自粛やのなんやの言われてますが、stayhomeのしすぎを自覚してらっしゃる方は、外に出ましょう。

 

 

下山中に、

「初めて登ってるんですけど、あとどれくらいかかりますか?」と家族連れさんに声をかけられ、

「このあと最後の急坂を登ったら、八合目の皿倉平ですよ。がんばって!」

などと返事をしてしまったが、

 

それはわたしの勘違いで、急坂はあと2つある地点であった、、、。

うそつきました、ごめんなさい(;’∀’)。

 

まあいいや。ここで懺悔したからゆるしてもらおう。

 

☆☆☆

 

今日は子どもの日ですね。

 

わたしにとって「子ども」は、とてもとてもスペシャルな存在です。

「子どもが子どもとして生きる」「子どもがその子自身として生きる」ということを追究するのは、わたしにとってライフワークというか、それをせずにはいられないことでもあります。

 

なぜここまでこだわるか、というと、

それは自分の子ども時代が、とても切ない記憶としてわたしの中に残っているから。

 

自分よりあとに生まれた子どもたちには、こんな思いをしてもらいたくないなあ、、という思いがあります。

 

わたしはごく普通のサラリーマン家庭に育ちました。

ただ、兄弟関係の中で、ものごころつく頃には妙にしっかりしたお子さんになってしまっていて、伸び伸びとしてはいなかったと思います。いつもおとなの目を気にして、なにかに警戒しているようなところがありました。

 

さらに、学校に上がるとなまじお勉強ができる子であったので、なんというか、世間のイメージを壊してはいけない、みたいなプレッシャーを自分で自分にかけていたし、

まわりのおとなからいつも聞かされていた、当時としてはごく当たり前であった「勉強をきちんとして、人に後ろ指をさされるようなことをしてはいけない」という価値観をどっぷり自分に刷り込んでいました。

 

それは、おとな側から見れば優しさであるだろうし、

この日本社会を生き抜くためには必要なことであるという教えだったのだろうし、

また、おとな自身もそう言われて育ってきたのだと思います。

 

そして、子どもの側では、

「あーはいはい」と聞いてるんだか聞いてないんだか、適当に受け流す子もいるだろうし、

「承知いたしました!」と、それにどっぷり染まっていく子もいる。

 

で、わたしは後者の染まりタイプであったわけです。

 

しかし、のちのち気づくことになるのは、

それはあくまで表面のことであって、心の底では

「あー、やだやだ。おとなってやだね。まじ余計なお世話!」ととらえていて、

いつもいつも心の深ーい奥底で、怒りの炎を燃やしていた、、、のです。

 

この心の底の声に気づけて良かったのだけど、気づいたのは高校生になってからで、

言ってみれば、それまでの16年間は仮面をかぶっていたことになります。

 

わたしが20代前半のときに、神戸で児童殺傷事件が起きました。

あのとき、犯行を起こしたさかきばらくんという当時14歳の少年が、自分のことをなんと言ったか覚えていますか?

 

かれは、自分のことを

「透明な存在」

と言ったのですよ。

 

それを聞いたときに、わたしは

「そのとおり!!!!!!!」

と、激しく共感しました。

 

そう、共感したのですよ。

殺人鬼と呼ばれた少年に。

 

それどころか、その言い得て妙!な言葉のチョイスに

「あなた、すげーーーーーーー!!!!!」

と賛辞の言葉をおくったのです。心の中でね。

 

そしてほどなく、わたしのようにさかきばらくんの気持ちが理解できる、という若い人たちが続出しました。

そりゃそうだろ、と、その現象をわたしは当事者としてとらえました。

 

その後、わたしも親となりました。

 

タボやまる子が幼いときからいつも言い聞かせていたのは

「おとながすべて正しいと思うなよ」

です。

 

おとなの言うことを鵜呑みにしてはいけない。

自分の頭があるんだから、自分で考えてくれ。

自分の気持ちをいちばん大事にしてくれ。

 

ってことです。

 

今、子育てってたいへんだな、と思っていらっしゃる親御さんは多いと思います。

子どもが言うことを聞かない、と苦しんでらっしゃるおとなも多いと思います。

 

そのときに、一度冷静に考えてほしいのです。

 

自分の正しさを子どもに押し付けてませんか?

子どもの選択の幅を狭めていませんか?

 

いくら親子であっても、子どもは別人格だし、

彼らがこれから生きていく社会は、わたしたちが育ってきた社会とは全く違うものになる可能性もあります。

 

もし、子どもが反発してくるなら「この子はすごい!!」と思ったほうがいいし、

素直に従うなら、、、もしかしたらそっちのほうが心配かもね。

 

どの子も「透明な存在」にさせてはいけません。

たったひとりの子どもさえ、透明にしてはいけないのです。

それは、親御さんもそうだけど、おとな社会全体の責務だと考えます。

 

子どもの日に寄せて、思うことでした。

 

ではでは、みなさま健やかにお過ごしください。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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北九州市八幡東区・えん療術所でお待ちしております。

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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
【受付】 9:00~
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