整体としての登山

LOVE&ピース。

こんにちは。

北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。

 

北九州では、ようやく雨も上がり、やっと山に登れました!

 

ずっと雨降りで、なかなか山にも行けなくて、

洗濯ものは乾かないし、

テレビを見れば、何度も何度もおんなじ記者会見の映像。いろんな人が、いろんなこと言って、、、。

おまけに、参議院選挙の投票率はおそろしく低かったし、

 

けっこうストレスフルだったここ数日。

 

もう山に登りたくて登りたくて、仕方がなかった。

 

浮世のモロモロを頭から追い出して、

だらだら汗を流し、

ゼイゼイハアハア深い呼吸をし、、、

 

自分の体をいためつけることで、自分を確認する感覚。

 

もはや、わたくしにとって、山登りは必要不可欠な時間となっております。

 

この山道を歩くという行為は、不思議なもので、

自分の《芯》ができる。

 

これは、精神的な意味のみならず、物理的な《体の芯》のこと。

 

山道というのは、平坦な、整備された、アスファルトの道と全く違って、

バリアフリーの真逆。

 

デコボコだらけで、石や岩がゴロゴロしていて

ぬかるんでたり、水が流れている道もあれば、

土や落ち葉がずるずるで、すべりやすい箇所もある。

 

この道を歩くときに

あえて、ヴィパッサナー瞑想のように体をスキャンしてみると

どこに力が入っているのか、どこに重心をかけているのか、よくわかる。

 

登り道においても、下り道においても、中心点となるのは《丹田》。

おへそのしたあたり。

そこから、会陰にかけてきゅっと力が集中している。

 

そしてもう一点は、足の親指の付け根。

 

当然、このふたつの点を結ぶ経路、

つまり太ももやふくらはぎの内側、足底の内側にも、おのずと力が入る。

 

そこから、自分の体の真ん中、中心軸=芯がわかる。

 

中心軸が決まっていると、バリアだらけの道でもぐらつかない。

このとき、上腹部や肩などには、無駄な力は入っていない。

 

この歩き方は、意識してやるものではなくて、山道では自然とこうなるのだと思う。

てか、こうでないと歩きにくい。

 

一方、なんの障害物もないアスファルトの道は、

中心軸がぶれていても、歩くことができる。

 

O脚の人や

骨盤が広がって太って見える人は

からだの真ん中の筋肉が弱い、、、というか、真ん中の筋肉が機能していないのだと思う。

だから、外に外に広がってしまう。

 

靴底の外側が減っている人は、ちょっと気にかけたほうがいい。

 

昨今、ふつうに生活をしていると、平坦な道以外を歩くことがない。

アスファルトの道、建物内の床、家の中でさえもバリアフリーだ。

 

もちろん、高齢の方や車いすの方などのことを考えれば、社会として必要なことなのだろう。

 

でも、それがわたしたちが本来持っていた体の機能を奪っている側面もあるような気がする。

 

だから、あえて提唱してみたい。

整体としての登山。

 

__皿倉山動画1

 

ではでは、今日も素敵な夜を。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
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