LOVE&ピース。
こんにちは。
北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。
昨日が夏至でした。
昼が長い季節。
この時期がいちばん好きです。、、というか、落ち着く。
陽の光があるというのは、昼行性の生き物としては、なによりも安心しますな。
☆☆☆
このごろ、めきめきと筋肉がついてきたタボ氏の背中。
うーーん、筋肉解剖図を見ているようで、母はとても楽しいぞよ。
タボ氏には、ハードな筋トレを固く禁止してきました。
それは、わたしなりの「からだ論」みたいなものがあって、
ハード筋トレは成長に弊害があるだけでなく、将来的な腰痛や肩こりやからだの歪みにつながる、という見解において、です。
これは、大リーガーのイチローさんが言っていたことなのですが、
「人間には、それぞれの人が抱えきれる筋肉の適量というものがある。
筋肉をたくさん鍛えて増やしても、骨の太さや関節の強度は変わらない。よって、適量以上の重さになってしまった筋肉は、骨や関節の負担になる」
大リーグにわたった日本のプロ野球選手が、肘や肩の手術をするパターン、多いと思いませんか?
もちろん、いろんな理由があると思いますが、イチローさんはおっしゃるには、
日本の選手は、外国の選手に比べて華奢なので、とにかく筋肉をつけて、からだを大きくしようとするらしいです。
筋肉って重いんですよね。それが、関節などの負担になって、肩とか壊すんですって。
わたしは常々、イチローさんのことをすごいなあ!と思っていたのですが、それは、彼が長年のプロ野球生活において、ほとんどケガをしない、ということにおいてでした。
それは、彼が「無駄な無理」をしない、ということをよく理解しているからだと思います。
イチローさんは、自分以外の筋肉を盛るのではなく、今持っている筋肉、自分に与えられた筋肉を、余すところなく使ってパフォーマンスを上げようとしている、というふうに見受けられました。
そのためのトレーニングを、実直に続けてこられたから、長年ケガもなく、すばらしい記録を打ち立てられたのだと思います。
一方、特に日本の部活動においてですが、
そういった視点で指導できる指導者、そして自分の体に責任を持とうとしている選手は少ないように感じます。
成長期真っただ中なのに、中学生から器具を使った筋トレをしていたり、、、聞いた話では、小学生から始めている子もいるそうです。おそろしや。
よくよく見ると、立ち方がおかしいとか、靴底の減りが左右ちがうとか、もともとのからだが歪んでるのに、そこにどんどん筋肉乗っけたりしている。
ホントやめたほうがいいよ。
ガッチガチの筋肉になったり、腰痛につながったり、使えない筋肉を増やしている可能性があるからね。
また、筋肉量を増やそうと、訳も分からずプロテイン摂ってる子もいる。
いやいや、摂り方まちがえると腎臓傷めたりすることもあります。
タボ氏ですが、高校生になって、ある程度身長も伸びてきたので
ちょっとずつ筋肉をつけようかと、ときどき腕立て伏せをやってるらしい。
早いうちから筋肉つけちゃうと、身長伸びなくなることもあるので、中学まではほとんどやってなかったみたいです。
腕立て伏せくらいやったら、自分の体重を支えるだけの筋肉量にしかならないから、許容範囲だと思います。
そして、この筋肉をちゃんと使うためには、毎日しっかり緩めること。
ガチガチの筋肉じゃなくて、ふわふわの筋肉にしておくこと。
見せ筋重視のボディビルの選手や、ウェイト系の選手になりたいとかじゃなければ、大事なのはそっち。
細くて、しなやかな、「自分の」筋肉を充分に使えるようにすること、なのです。
力は己の中にあり、なのだなあ~~。
自然療法家として、また、子どもたちが「その子らしく」生きていくことを応援したいひとりのおとなとして、
からだの発達について、思うことを書いてみました。
ではでは、今日も素敵な夜を。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
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