子どもを応援するために、おとなができること

LOVE&ピース。

こんばんは。

北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。

 

久しぶりのブログ更新になりました。

 

今日は、【やさしいナマケモノの会☆楽しい学校生活を応援するおとなになるために③】を開催しました。

今回も10名近いご参加。

講師の野村先生、ご参加くださった皆さま、ありがとうございます。

 

前回から、ちと時間があいたので、復習もかねて振り返りからスタート。

そして、新たな項目《日本と海外の教育事情の比較》にも話は及びました。

 

☆ ☆

 

なぜ、勉強するの?と問われた子どもたち。

彼らの答えは大きく分けて4つ。

 

①将来困らないために

②受験のため

③義務教育だから

④おもしろい、楽しいから

 

①や②の答えが出るのは、今の日本じゃ仕方ないのかな。

 

あ。③は、正確じゃないよ。教育を受けさせる「義務」を負うのは、おとな。

これは、家の都合で学校には行かせない、などの事例がたくさんあった、戦前戦中の状況を反映してのこと。

子どもにとっては、教育を受けるのは「権利」です。

 

そして、④の答えはうれしいよね。

 

みなさんはどう考えますか?

 

☆ ☆

 

学びは、知的好奇心から発動する。

決して義務や押し付けでやるものではない。

 

教育=education の語源は「引き出す」。
押し付けたり、無理やりやらせることではない。

 

おとなは、子どもたちの豊かな学びを保障するために、《好奇心や探求心が発動する環境》をつくる義務があるのです。

 

☆ ☆

 

そして、今のように情報があふれている社会では、《自分の頭で考える人間》であることが、とても必要。

騙されない人間に!

信じる者は滅び、信じない者は救われる。

 

☆ ☆

 

なななんと、中学生の8人に1人が不登校または不登校になりそうな状態。

学校での細かなルール、学力向上至上主義、教師の多忙化など、子どもたちは過酷な状況にさらされている。

 

☆ ☆

 

日本の子どもは、成績は良いが、勉強はきらい。

日本のおとなは、世界でいちばん学んだことを忘れている。

 

☆ ☆

 

学力の高いフィンランドは、日本より授業時数が少ない。

9時~14時。年間555時間。

 

日本の学校は、ゲーが出るほど授業時数が多い。

小学1年生で、850時間。

小学校高学年~中学生は、1015時間。

 

☆ ☆

 

北欧の多くの国々では、平均点があれば大学進学は可能。

社会経験を積んでから大学に入る人が多く、デンマークの大学入学時の年齢は、平均で23歳。

授業料は無料。給付型の奨学金(返さなくていい奨学金)が出るので、生活費の心配もない。

やり直しができる社会。

 

☆ ☆

 

大学の授業料無償、給付型奨学金はないのは、先進国では日本だけ!

日本だけ!!!

 

大学の4年間で700万円もの借金(貸付型の奨学金)を背負う。

 

☆ ☆

 

日本は、貧困率が先進国中2位。(1位はもちろんアメリカ)

そして、公的なお金の中での教育支出は、世界でも最下位。

 

☆ ☆

 

現在、日本は《教育は自己責任》という、アメリカ型の教育を導入しようとしている。

 

ちなみに、アメリカは《子どもの権利条約》を批准してない唯一の国。

アメリカの憲法に、教育を受ける権利は明記されていない。

 

☆ ☆

 

アメリカ国内の教育格差はすさまじいものがある。

日本もこれを目指していて、学力テストの結果次第で、学校につける教育予算、教師の給与に差をつけようとしている。

 

☆ ☆

 

と、まあ、なかなかのエグイお話になったところで、今日は時間となりました。

 

子どもが学校に行き渋って、、、とお悩みのパパママはたくさんいると思う。

うちの子、ダメな子なのかしら??と不安な気持ちにさいなまされてるかもしれません。

 

いやいや、違うの。

今、学校はとても生きづらいところなのです。

だから、お子さんを責める必要はありません。

 

そして、こういった状況があって、そんな中でも健気に生きてるんだなあと、お子さんをねぎらってあげてほしいです。

 

このような状況があることは、おとなは知っておいたほうがいいです。

知らなければ、出口が見えないまま、悩み続けることになる。それはとてもつらいし、もったいない話です。

 

だから、おとなは学ぶことが大事です。

 

この会は、小さな会ではありますが、

みんなで学びあって、ご飯食べながらいろいろ話して、悩みや疑問を出し合って、じゃあどうしていこうか?なんて話ができることは、本当に幸せなことだと思う。

 

ごはん食べながら、

「マスコミの垂れ流し情報を鵜呑みするのは危険だよね~」という話になったり、

「小さくても、声を上げて行動することは大事だね~」という話になったり、

状況は悪くても、絶望するだけじゃないんだ!と、気づけることがいいな、と思います。

 

教育は政治とつながっている、と気付いた保護者の方が「自分の大切な一票」という言葉を使われたのが印象的でした。

 

この学びは、まだまだ続きます。

次回も早いうちに計画していこうと思ってます。

ぜひ、たくさんの方のご参加をおまちしています。

 

☆ ☆

 

わたくし事ですが、今日は弟の命日です。

若くして亡くなった弟は、わたしに「死」をたくさん考えさせてくれました。

 

子育てでいちばん大事なことは、子どもを死なせないことです。

お勉強ができることでも、なにかを取得することでも、褒められるような立派な人間になることでもない。

死なせないことです。

 

長くなりました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

ではでは、今夜も素敵な夜を。

 

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やさしい温熱で、こころとからだをほぐしていくイトオテルミー。

すっきりと軽くなるデトックスマシーン・ゴッドクリーナー。

大量の汗とともに冷えを流すよもぎ蒸し。

どちらも、みなさまの健康の一助となることでしょう。

北九州市八幡東区・えん療術所でお待ちしております。

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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
【受付】 9:00~
【定休日】不定休(土日祝は前日までに要予約)
【お問い合わせ・ご予約】070-5690-0147
【住所】北九州市八幡東区尾倉1-2-1(西鉄バス「尾倉町」バス停前)

 

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