LOVE&ピース。
おはようございます。
北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。
昨日、北九州市教育委員会に要望書を提出しました。
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新型コロナウイルス感染症への学校での対応についての要望書
北九州市教育委員会
教育長 田島裕美様
教育委員会の皆様方には、子どもたちの健やかな成長のためにご尽力いただきまして、感謝申し上げます。とくに、現在のような未曽有のパニック時において、様々な意見が飛び交う中で、物事を決定していく責務を担っていらっしゃることに敬意を表します。
3か月に及ぶ休校が明け、「学校の新しい生活様式」が示されましたが、児童生徒に過大な負担を強いている面もあると感じております。疑問に思うこと、改善を要望したい点がございますので、以下に記します。
- 「新しい生活様式」に基づいて、国民のマスク着用が定着しました。小中学校でも体育の時間などを除いて、常時マスクを着用することが求められています。しかし、それが本当に子どもたちの安全と健康を守ることにつながるのか、疑問を持たざるを得ません。
調べてみますと、マスクの効果は限定的で、飛沫を飛ばさないことくらいしか確認されておりません。マスクの常時着用により、これからは熱中症の危険が考えられます。また、酸素不足や口呼吸によって集中力や免疫力の低下を招いたり、呼吸が浅くなることで背中や腰が痛くなったり、と新型コロナウイルスに感染する以上の健康被害を懸念する声もあります。朝から夕方まで着用されたマスクは、汗や唾液でべちょべちょになっており、非常に不衛生なものです。
しかしながら、多くの子どもたちは「先生に注意されるから」「友だちと遊ばせてもらえないから」などの理由で、仕方なくマスクを着用しています。
一部の学校で使用されているフェイスシールドについても同様です。
任意で、と言いながら、実態は《強制》着用ということになっています。
わたしたちは、子どもたちに「今はマスクが必要な状況かどうか」を自分たちで判断できる力をつけてほしいと思っています。屋外で一定の距離が保てる登下校中や、全員が前を向いて話すことのない授業中にマスクは必要ではありませんが、咳が出るときや、同じ教室に基礎疾患を持っている友だちがいる場合にはマスクを着用する必要もあるでしょう。一律ではない状況下で、子どもたちが自分のとる行動を考え判断するのを見守る、おとな側の余裕こそが必要です。
新型ウイルスの流行によって、これまでの社会構造が壊れました。これからは新しい社会をつくっていかねばなりません。それを担っていくのは、未来の主権者である子どもたちです。その時々の状況を見極め、判断できる子どもたちを育んでいく指導をお願いしたいと思います。学校ではマスクを外して生活することを基本とし、必要に応じて着用するという指導に切り替えていただきますよう、お願いします。
また、学校内でのフェイスシールドの着用については、大阪小児科医会から、ものが歪んで見える、転んで顔や目を傷つけるなどの危険性を指摘されておりますので、こちらは早急に止めるように各校に通達を出すようお願いいたします。
- 日本の教育予算はOECD諸国のなかでも群を抜いて少なく、教職員が慢性的に不足しています。しかし、分散登校のときに行われた少人数での授業は生徒に「わかりやすい」と評判だったこと、子どもたちが適度な距離を保つためにも、今後は教職員を増やし、少人数での学級編成にしてください。熱中症対策としてエアコンを使用している教室で体調を崩す子がいます。一学級の人数を減らすことで、風が直接当たらないような机の配置ができるなど、効果が期待できます。
また、現在は「学校の新しい生活様式」に基づく校内の消毒や、給食の準備など、これまでになかった業務が教職員の負担となっています。北九州市では学校業務補助員を雇用し、その負担を軽減するための施策をとっていますが、まだまだ充分とは言えません。先生方には子どもたちの生活や学習や心のケアに寄り添う仕事をやっていただきたく、それ以外の業務は学校業務補助員に任せてほしいと思います。
- 万が一、児童生徒や教職員が新型ウイルスに感染した場合、絶対に差別や誹謗中傷にさらされることがあってはなりません。現在も感染確認者が増えていることから分かるとおり、どんなに注意していても感染する可能性はあります。つまり、感染することは本人の不注意ではなく、悪いことではないのです。このことは、子どもたちにも地域社会にも伝えていただきたいと思います。感染確認者が出た場合でも、プライバシーの保護は当然として、差別を禁じるだけにとどまらず、当該者の治癒を応援するくらいのあたたかいまなざしを注いでいくような指導をお願いします。
【要望したいこと】
- マスクの常時着用をやめ、必要に応じてマスクを着用する、という指導に切り替えてください。そして、どんなときにマスクが必要か、子どもたち自身が考えられるような情報提供をしてください。
- 医学的根拠のないフェイスシールドの使用をやめるよう通達してください。
- 教員採用を増やし、可能な限り少人数での学級編成にしてください。
- 学校業務補助員を増員し、直接児童生徒にかかわる教員の負担を減らしてください。また、このコロナ騒動が終わっても、学校業務補助員は引き続き雇用してください。
- 誰でも感染する可能性があります。万が一、児童生徒や教職員など学校関係者から感染者が出た場合でも差別を助長させないだけにとどまらず、当該者をあたたかく迎え入れるような指導をおこなってください。
2020年7月20日
子どもの楽しい学校生活を応援する会
代表 井上尚子
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今週に入り、気温と湿度が上昇して、一気に蒸し暑くなった北九州。
マスク着用で体調を崩す子どもたちも増えており、要望書を持って、緊急に申し入れをしました。
市教委からは、学校保健課長と総務課長が対応してくださいましたが、今日の段階では「これもひとつのご意見として聞きます」というコメント。
今、教育委員会には、さまざまな意見が寄せられ、
わたしたちのような《マスクを強制しないで》という意見より、
《子どもたちにマスクをちゃんとさせてくれ》という意見が圧倒的に多く、倍くらいだとおっしゃってました。
上記の要望書のようにできるのが理想です、としつつも、
現実すぐにそうはならない、というなかで
じゃあ、どうしたらいいんだ!?というのが、市教委の本音なのでしょう。
それを考えたときに
マスクやフェイスシールドを着ける着けないという議論も大事なんだけど、
この問題の根っこにあるのは
感染したヤツらが悪い、という
社会の目なのかな、と思いました。
感染対策をとらない教委や保護者が悪いのか、
熱中症対策をとらない教委や保護者が悪いのか、、、
こんなことで市民が分断されるのは望みません。
だから、いちばんといたいのは、
要望書でいうところの、⑤かな。
これから、どんな社会を目指すのでしょう。
そのことを考えてしまった今日の面談でした。
ただ、一日中着けて、すんごい不衛生になったマスクを子どもたちに着けさせるのは、やっぱり抵抗があります。
どうしたら、子どもたちと現場の教職員に負担が行かなくて済むのか、
あれやこれやと調べて、学んで、考えて、言葉にするしかない。
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やさしい温熱で、こころとからだをほぐしていくイトオテルミー。
すっきりと軽くなるデトックスマシーン・ゴッドクリーナー。
大量の汗とともに冷えを流すよもぎ蒸し。
どちらも、みなさまの健康の一助となることでしょう。
北九州市八幡東区・えん療術所でお待ちしております。
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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
【受付】 9:00~
【定休日】不定休(できたら事前にご予約ください)
【お問い合わせ・ご予約】070-5690-0147
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