こんにちは。
北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。
今日は、3月11日。
よく晴れた日曜日で、暖かくて…そして、何かが胸に去来する日です。
しあわせとは?豊かさとは?
生きるって何なのか?どういうことなのか?
地に足つけて、生きていくこと。
わたしにとっては、ともすれば忘れがちになることを、今一度、確かめなおす日でもあります。
☆ ☆ ☆
さて、みなさま。
ガンディー、ご存知です?
そう、インド独立の父といわれている、あのメガネの似合うおじちゃんです。
わたしにとって、ガンディーは最もリスペクトするなかのひとり。。
だって、すごーーくクールだから。
当時、イギリス支配下にあったインド。
インドで生産された綿(コットン)は、イギリスに安く買いたたかれ、しかも、それをイギリス国内の工場で製品にされ、インド人は、その品物を売りつけられる。
そんな状況の中、ガンディーは、インドはイギリスから「政治的に」独立するだけではダメだ、と考える。
ガンディーは、ひとりひとりの地に足着いた労働によって、ひとりひとりが生活を成り立たせていく必要を説く。
つまり、自給自足的な生活により、ひとりひとりが「独立」することで、真の独立となるのだ、と。
具体的な行動提起のひとつとしては、
お金を出して、イギリスから服を買うのではなく、自分たちの綿を自分たちで糸にして、布を織り、自分たちで服を作ろうや、、てこと。
有名な「非暴力・不服従」という思想の体現ね。
ガンディーは、一国の指導者となったのちも、毎日200ヤードの糸を紡ぎ続けた。
もちろん、料理もつくるし、トイレ掃除だってする。質素な服をまとい、歩いて移動した。
どれだけ、地に足ついとるん!?
でね、その象徴が「糸車」。
インド国旗の真ん中に、描かれてますね!!
現在のインドは、残念なことに、政治的には経済発展の道をえらび、原発買ったりとかいろいろしてるけど、
ガンディーの「非暴力・不服従」という思想は、世界中に大きな影響を与え、混迷の20世紀を経て、調和の時代に入った今、ますます光り輝いていると思うんだなあ。
わたしもね、ガンディーの生き方に触発されるところがあります。
で、このたび、ゆっくり小学校@下関内日にて、糸紡ぎワークがあると知り、即行申し込んだ!!
もともと、裁縫好きで、布と糸にはモエる。
行かないわけはないでしょう!
糸紡ぎのことを書こうとして、前置き長くなりましたが、もう、めっちゃおもしろかったです。
これ、綿繰り機。綿の実から、種と綿を分離するの。
で、綿の部分の繊維を整えて、
それを、このスピンドルというすーーごいローテクな機械を使って、糸に紡いでいく。
あ、この写真は、先生のお手本ね。
初心者は、こんな美しくはできませーーーん。
糸の太さもまばら。
ぼわぼわになったり、切れてしまったり、、
それでも、綿と対話をするように、糸を紡いでゆく。
まるで、迷走です。あ、まちがえました、、瞑想です。
こんなふうにして、植物から糸ができるんだなあ。
なんか、すごくね!?って、興奮します。
綿のタネももらっちゃったし、今年は植えてみよう。
こうやって、自分がちゃんと「独立」していく。
うむむ、なかなかいい歩みだぞ、わたし!!
ではでは、今日はキャンドルナイト。すてきな夜を。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
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