受験生のお母さん 親の不安をぶつけてもね、、

LOVE&ピース。

こんばんは。

北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。

 

19時半ごろ、バタバタと帰宅したとき。

ちょうど玄関で、遊びに来ていたタボの友だちが帰るところで、ばったり鉢合わせ。

 

「あら、ヤマダくん。久しぶりやねえ」

「ヨウヘイ、ちょっと見ない間に大きくなったねえ」

などと、ゾロゾロ出てくる中3男子に声をかけつつ見送ろうとしたが、なかなか出終わらない。

 

いったい何人来てんだ――――――!?

 

中3男子が、あの狭い部屋に9人!!

 

さらに、もじもじしてなかなか帰らないので何事かと思ったら、

やつら、部屋のガラスを割っていた(笑)(笑)。

それも、応急処置が新聞紙。しかも、逆さまに張っている。

まぢでビンボーくせえ~~~~(^^;)。

 

まあ、昨日で入試が終わったからね~、、浮かれポンチになって、あの狭い部屋で暴れていたのでございましょう。

 

子どもたちがちーこいころから、よく友だちが遊びに来ては、暴れまくって

 

ふすまを蹴破られ、

さらにふすま紙をびりびりにはがされ、

むき出しになったふすまの桟をはしご代わりに昇られ、そしてバキバキに折られ、

天袋の扉につかまってぶら下がられ、

そして、扉が無惨に外される、、、などということは日常茶飯事で、

順調にわが家は壊されていったが、

まさか義務教育が終わろうとしているこのときにも、やられるとは思わなかった。

 

まあ、いたし方あるまい。男子はいくつになってもアホだ(笑)。

 

* *

 

前述したとおり、公立高校の入試が終わりました。

 

この数ヶ月、「受験生」と呼ばれるようになったタボに、どんな変化が起こるのだろう?と、観察しておりましたが、大した変化は起きませんでした(笑)。

いつものように、「激レアさん」を見てゲラゲラ笑い、「水曜日のダウンタウン」を見てゲラゲラ笑い、「東大王」と共にクイズにいそしみ、「関ジャム」を見て熱唱し、朝は「まんぷく」を見てチキンラーメンを買いに走る、、という、まるで緊迫感のない生活。

 

そして、わたくし。

わたし自身、「受験生のお母さん」としてどんな変化が起こるのだろう~?と、ひそかに冷静な自分が自分を観察していました。

人生でそう何回も起きることじゃないからさ、これは観察に値する経験だな、と。

 

当初は、別に何ともなかったです。

部活の終わった夏休みごろからまわりのお母さんたちは拍車がかかり始め、やれどこの塾がいいだの、どこどこ高校は就職に有利だの、、、なぜ子どものことにそんなに熱心になれるのか、さっぱりわからなかった。「異様やな」とさえ思ってた。けっこう冷めた目をしてたんだろうな~、わし。

 

秋がすぎ、3学期が始まっても、タボに同調するかのように緊迫感はなかったし、むしろ「この人はどこまで勉強しないんだろう?」と余裕こいて観察してたんだけど、、

 

変化が起きたのは、私立高校の発表が終わったあとくらいかな。

「ちょっとコレやばくね~?」という思いがむくむくと頭をもたげてきた。

 

わたし自身は、かなりの進学校を受験したため、平日は3時間くらいの勉強をしていた。

テレビや漫画は気晴らしに過ぎず、受験生としては、がっつり勉強するのが当たり前だと思っていた。

 

それに比べてタボ氏はどうだ!?

「オレもかなり勉強するようになった!」と自信満々で言っていたが、もともと15分しかしていない家庭学習を40分するようになったにすぎない(^^;)。

いやいや、それ、受験勉強って言いませんからーーーー!!

 

いやーーー、親が自分を基準にし始めると、まぢヤバいね。

思わず言いそうになるんよ。「勉強したら?」って。

 

わたしはこれまで、子どもたちに一度も「勉強しなさい」「宿題しなさい」と言ったことがない。

それは、本当にそう言う必要を感じてないから。

 

しかし、言いたくなるんよ!「受験」というすごくなじみのないものを前にすると、むくむくと「不安」が湧いてくるのね。

 

そうなんよ。

「勉強しなさい」っていう言葉を子どもに向けるとき、それは親が不安なだけなんだなあって、心底実感したよ。

 

子どもにあれやこれやとうるさく言う親って、自分の不安を子どもにぶつけて、なんとかこの不安を解消してもらいたい、、、という、まさに「わが子に甘える」心理が根底にあると思う。

そんなことしても不毛やな、と思っていたから、わたし自身、自分が感じた不安を子どもにぶつけたことはないのだけど、

しかし、こういう事態になると、わたしも「ふつーの親」であった(笑)。

 

まあ、わたしがあれこれ言ったところで、この受験に関しての一切の責任はタボ自身にあるのだから、と自分に言い聞かせて、なんとか最後まで「勉強しなさい」の言葉を言うことはなかったけど。

でも、わたし的にはちょっとした修行であったねぇ。

 

なかなかいい経験だった。

 

受験生のお母さん。

別にシリーズ化していたわけではないけど、とりあえずこのシリーズ終わりね。

 

あしたは卒業式だーー!

着物着ていこう!

 

ではでは、今夜も素敵な夜を。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
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