うまーくいく
うまーくいく
、、、
こんにちは。
昨日観た、インド映画にすっかり感化されてる
北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。
インド映画、おもしろいよね~。
このごろ、日本で観られるインド映画は、
お決まりの、勧善懲悪で、ラブロマンスあり、アクションあり、コメディあり、脈絡なく出てくる群舞や歌あり、、という内容は少なくなり(これはこれでおもしろいけど)
よりリアルな人間的な喜びや苦悩によりそっていて、
とてもいいです。
★ ★ ★
それはそうと、、、
先週、下関でありました「本当は治る アレルギー講座」に参加しました。
講師は、山梨のやまびこ小児科クリニック院長の横地真樹先生。
(写真暗くてごめんよ~)
こちら主催されたみらい整体院さんとは、これまでご縁がなかったのですが、
以前、横地先生の「ワクチン講座」を聞いて、とても分かりやすかったことと、
ちょうどまる子が謎のアレルギー様症状を出したことがきっかけとなりまして、
参加に至ったわけでございます。
ま、なるようになってるんだなあ~。
それで、、とっても面白い内容だったので、これはぜひたくさんの方に聞いてもらいたいと思うんやけど、まずは、わたくしの感じたところも含めて、シェア。
内容公開をこころよく許してくださった横地先生に感謝します。
そして、以下の内容は、3時間の講座内容すべてではないこと、先生から乞うた教えをわたしなりに解釈しているものであり、さらにわたしの考えも付け加えた、わたしの主観によって書かれたものであることをご了承ください。
*アレルギーの基礎知識。ご存知のことと思いますが、アレルギー疾患の患者は、うなぎ上りに増えております。現在、東京に住む小学生の40%がなんらかのアレルギーをもっている、と言われている。
その他の医療費も増大中。
*アレルギーの定義について。じつは、あいまい。アトピーにしろ、ぜんそくにしろ、鼻炎にしろ、食物アレルギーにしろ、皮膚疾患が「主」とか、呼気性の呼吸困難が「主」などという書き方がガイドラインにはなされており、その可能性が高い、ということになっている。
だから、10人のドクターに診てもらうと、8人は「アトピーです」と断定するかもしれないが、2人は「単なる皮膚疾患」と言うかもしれないし、正直に「アトピーぽいけど、よくわからない」と言うかもしれない。ただ、ドクターが「アトピーです」と断定してしまった瞬間に、その人は「アトピー患者」になる。
ここはわたくし的には重要なところ。
人間って、「あなたは○○です」って言われることをとても好むらしい。自分を規定されることで、どこかのカテゴリーに所属しているという安心感が得られるんだって。
しかもドクターのような、社会的権威のある人から言われちゃうと、もう決まり!
だから、もしかしたら何もしなくても治っちゃうかもしれないんだけど、せっせせっせと「治療」をしてしまう。
また、○○と決めてもらうことで、本当の問題から目をそらすこともできる。
ふーむ、考えさせられるねえ。
*アレルギー治療のガイドラインというのが定期的に出ており、標準治療という。それに従った治療をおこなった場合、なにか問題が起きても、医師個人の責任が問われることはない。それに従わず、独自の治療をおこなって問題が起きた場合は、医師個人の責任が問われる。
*アレルギーの標準治療に使われる薬物は、抗アレルギー剤とステロイド。生理学を交えて、その仕組みも紹介してくださった。食物アレルギーは、最近、アレルゲンである物質を少しづつ体に取り込むことで、慣れさせるという方法もなされている。
*アレルギーの原因として考えられること。環境の変化。石油製品の増大、電磁波、冷える生活、過剰な清潔志向、などなど。
これまでは、要らないものが体内にあふれることで起きるオーバーフロー説が主流だったが、最近では、界面活性剤が体内に入ることで起きるとする説、腸に小さな穴が開くことでおきる開くリーキーガッド説、活性酸素が悪さを起こすという説もある。
*では、どうするか?
大原則は、からだは自然物であるということ、恒常性を保ちつつ変化しているということ、こころとからだは常に影響しあっているということ、症状は必要があって出ているということ。
それでね、ここからが横地先生の真髄だと思うんだけど、
治療として、いろいろやってみたり、足したり引いたりやるわけだけど、「やりすぎないことは大切よ」って先生はおっしゃるわけ。
ちゃんとバランスをとる、というか。中庸であるほうがいい。てきとーに、いいかげんに。やらなさすぎもダメだけど。
先生のところにきたアトピーっぽい症状を出しているお子さん(先生は「アトピー」って言わないんだって)には、お風呂も入りたくなければ入らなくていいし、掻きたいなら掻けばいいって方針なのだそう。
食事制限も、やれるところはやるけどねって感じ。ちょっとチョコは減らすとか(笑)。
ストレスを過度に感じるようなことを、なるべくしない。
もちろん、必要に応じて薬も使います。ただ、あくまで「必要に応じて」。
で、あんまりこだわらないこと。やってみてダメなら撤退したらいいし。万人に合う療法なんかない、と横地先生はおっしゃる。
うん、そのとおりだよね。みんな、こころとからだの状況や、環境や、背負っているもの、全部ちがうし。
結局は、その症状が起きている本当の原因は、その人のなかにあるわけで。症状はサインに過ぎなくて、からだからのメッセージを聞けて初めて治癒が起こる。
お子さんに症状がおこるのは、家族全体の課題がありますよってメッセージ。犯人捜しをするのではなく、みんなで向かい合うことが大事なんじゃないかなあと、先生。
このへんは、わたしも体験があるし、実感していることでもある。
でさ、ポイントになるのは、この「犯人捜しをするのではなく」って発想。
敵と味方を区別したり、いい悪いと判断したり、、で、自分にとって不都合なほうをたたく。つまり、二元論。
わたしは、この二元論にけっこう飽き飽きしている。子どものころから、二元論のなかで育ってきたから、そこから脱したいという欲求がつよい。
そのせいか、「ま、いーんじゃね」とすぐ言ってしまう。すべてのことにおいて、そうというわけではないんだけど、敵味方と分けたところで、不毛な結果しか生まない事例を多く見てきたからさ~。
一方、「そりゃいけんねえ」ということも、ままありますけどね。
わたしたちのからだは
免疫=自己と非自己にわけて、非自己を攻撃するはたらき
免疫寛容=非自己を受け入れること、許すこと
のふたつの働きがある。
自分と認識できないものを、からだから追い出すのは、とても大切なことだけど、そればっかりやってても、疲れてしまう。だからね、「まあ、これくらいはいいじゃん~」って受け入れちゃうんだって。
わたしね、これまでいろんな療法の勉強をしてきたんだけど、「免疫寛容」って言葉を聞いたのは初めてです。
あー、メンタル分野の勉強で、それらしいことは聞いてきたけど、こういった「からだ」の側面からの学び中に聞いたことはなかったなあ。
免疫の勉強はいっぱいしたけどね。
「免疫」「免疫寛容」、どちらの働きも、今わたしたちのからだで起きていること。それは、どちらも必要なことだから。
常識にとらわれず、受け入れたり、拒絶したり、迷ったり悩んだり、休んだりしながら、目の前のことに真摯にとりくめばいいんじゃないの~。
で、それはそれって認め合えば、それなりに人生はおもしろいかな、と思う。
講座の冒頭に、横地先生は
「今の段階で、ぼくが正解かな、と思っていることをお伝えします」
とはっきりおっしゃった。
1年後、5年後は変わってるかもしれないし、自分が経過を追えず、今の状況をつかんでない患者さんもいるかもしれない。
でも、今はコレです・・・と、認識できてるって素敵やないの!
わたしとしては、まだまだたくさん思ったこと、考えたことがあり、わくわくの3時間をすごせたわけだけど、何より、横地先生のゆるさがすごく自分にフィットしてるな、と。
あー、だいぶ長文になっちゃったな。
では、それ以外のことについては、機会があったらまた書きます。
やっぱりね、人生はうまーくいく、うまーくいく(笑)
ではでは、今日もすてきな日曜日を。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
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