真実をみる

こんばんは。
北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。

めっちゃ寒かねーーーー!
わたし、南国育ちなんで、寒さにはべらぼうに弱い…

日々のテルミーで、すっかり冷え性はなくなったとはいえ、この寒さはあきまへん((+_+))
早く春にならんかな~(冬至もまだなのに、、)

さてさて。
この1週間ほど、ひたすら学びの日々でした。

先週は東京へ。
先輩療術師の夏世さんのテルミーに癒されつつ、技を盗むぞ!と思いつつ、やっぱり寝落ちする…の巻(笑)。

それから、「ゆきとどいた教育を求める全国署名」の集約集会へ。
どの子にもゆきとどくようなきめ細やかな教育を求めて、しっかり予算をつけてほしいと、国会議員さんたちにお願いしてきました。

それから、週末は福岡に戻って、「守ろう憲法 輝け未来 子育て・教育を考えるつどい」へ。

教育学者の佐藤学さんや、精神科医の香山リカさん、元国立市長の上原公子さんなど、子育て・教育9条の会の呼びかけ人の方々や
各地で子どもに関わる活動をされている方のお話を聞きました。

盛りだくさんで、すばらしい学びとなったのですが、ここでは少しだけ報告。

◎日本の教育予算は、GDP比で見ると、なんと1984年までは世界一でした。ところが、今は126位。おそるべき後退です。

◎コスタリカ(軍隊を持たない国)では、権利を使いなさいという教育が行われている。小学生も憲法を語る。

◎日本国憲法は未完のプロジェクト。指針を示しているにすぎない。中味を充実させていくのはわたしたち。「憲法12条 この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。(略)」

◎子ども・若者たちに、悩む権利、迷う権利、ためらう権利を!!
解決をすぐに求めるのではなく、過去を切り捨てるのではなく。
「インスタ映え」って見るだけ、感じるだけ。「読んで考える」を死語にしてはいけない。

先月、水俣病展に行って加害性と被害性のことを考えたり、この間の学びに触発されて、民主主義ってなんだろう?って考えたり、平和のこととか、憲法は守るもんじゃなくて活かすものだよ、と友だちと話したり、、、

なんかいろいろ頭のなかにあるものが、昨日観たひとつのお芝居によって見事に描かれていました。

20年ぶりに観ました。
歌やおどりどころか、BGMすらないセリフ劇ですが、引きこまれました。
映画にもなってるので、ご覧になった方も多いでしょう。

陪審員裁判のおはなし。
スラム街で虐待を受けながら育った少年が、父親殺しの罪に問われる。
証拠品や近所の人の証言から少年の犯行は間違いないと思われたが、少年は犯行を否定。

12人の陪審員は、まず評決をとることにする。
有罪11人、無罪1人。

無罪を主張する陪審員8号は、たったひとりでこの有罪の論拠を崩していくことに挑む。

民主主義のなかの少数意見。
スラム街で育った少年や近所の人への偏見。
有罪に決まっているという先入観。

めんどくさいものへの無関心。
ごく普通の一市民がむき出しにしていく暴力性。
ひとりひとりの真実。

そして、人を信じること。

民主主義とはなにか、
真実をみるとはどういうことか、
深く考えさせられる作品です。

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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
【Open】10:00~17:30
【定休日】日曜日・毎月8日
☆出張施術、研修、遊びに行きたい癖などで臨時休業になることがあります。事前にお問い合わせください。
【お問い合わせ・ご予約】070-5690-0147 または Web予約できます。
【住所】北九州市八幡東区尾倉1-2-1(西鉄バス「尾倉町」バス停前)

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