記憶の書き換えと、自分を整えること

LOVE&ピース。

こんにちは。

北九州市八幡東区・えん療術所の井上尚子です。

 

GW、みなさんいかがおすごしですか?

 

わたしは、4月の後半ごろからなぜか急に山に入りたくなり、しょっちゅう近所の皿倉山に登っています。今のところ8回くらい登ってるかな。2~3日に1回のペースです。

 

どれくらい近所かというと、えん療術所から山の登山口までが歩いて20分くらい。

お山に入って、山頂まで登って、下山して、また療術所まで戻ってきても、実質3時間ていどという行程のため、ちょっとでも空き時間があればいそいそとお山へ。

気軽に山に入り浸っております。

 

山道を、ひとりで黙々と歩く時間は、常に自分と対話をしているようなものです。

息が上がるような急坂でも、なだらかな道で鳥の鳴き声に耳を傾けるときも、こころは移ろう。

それを客観的に観察していると、瞬間ごとに気づきがあります。

 

自分を見ている自分。

周りの事象に振り回されないわたしを発見すると、明らかに自分が整ってきます。

 

 

立て続けに山に入ってみて、ひとつ思い出したことがありました。

山を駆け下りる感覚です。

 

わたしは小学生のときから高校を卒業するまで、毎年のように屋久島の山中でキャンプをしていました。

延々山道を登ったり、下ったり、、、つまり、山道が平気な子どもでした。

 

 

そのおかげか、高校の鍛錬遠足で山登りをしたとき、

クラスの誰よりも速く登り、だれよりも速く駆け下りました。

アスファルトとはちがう山道で、安全に、楽に歩くには、どこに足を置いたらいいか、どんな風に身をかわすか、からだが分かっていたのだと思います。

 

ところが、高校を卒業して、山に入らなくなると、そんなことはすっかり忘れてしまいました。

山道の歩き方が分からなくなってしまったのです。

15年以上ご無沙汰していた後の、年に数回の登山では、かつて自分が山を駆け下りていたことすら思い出すことができませんでした。

一歩ごとに迷い、石や岩がゴロゴロあるすべりやすい道では、おずおずと足を出すようになってしまいました。

 

でも、このたびのように、立て続けに山に入ると、、、不思議なもので、からだが思い出すのでしょう。

ぴょんぴょんと岩を跳ねるように歩くことができる。

 

あれれれれ~??この感覚、知ってるぞ。

 

そうだ、わたしは山を歩くことが大好きだったんだ。

 

じつは、わたしは運動が苦手な子どもでした。

鉄棒から落ちたこと、跳び箱を飛び越せなかったこと、泳げなかったこと、ボールが怖かったこと、、、

体育の成績はいつも「がんばろう」

 

それらが、「わたしは運動が苦手、からだを動かすことが嫌い」というセルフイメージを強烈に植え付けたのだと思います。

 

でもさ~~、運動が苦手っていう子が、山を駆け下りられるものかなあ?それも、クラスで一番速く、、?

ふっと冷静に考えたときに、ものすごく、自分のセルフイメージが間違ってたように思えました。

 

たしかに、鉄棒は嫌いだったけど、走ることは大好きだったし、山でキャンプすることも大好きだった。

じつは、からだを動かすことが好きだったんじゃないの?

 

、、、うわーーーーー!

なんかもったいないことしたーーーーー?

自分のこと、運動が苦手って思い込んでたから、挑戦しなかったこと、たくさんあるなあ~~。

 

この数回のお山体験で、すっかり記憶が書き換えられた。セルフイメージ変わってしまった。

 

、、、無性に山に入りたくなったのは、なんの理由があったのかわかりませんが、きっと今のわたしに必要なことだったのでしょう。

乱れていた自分が整う。

これは、かつてあまり経験したことのない心地よさです。

 

 

さて、さて。

イベントのお知らせです。

 

やさしい山あそび*内観山歩きの会

 

【とき】5月10日(金)  10:30~13:00ごろ(小雨決行)

【登る山】皿倉山・煌彩の森コース

【集合場所】皿倉山ケーブル山麓駅

【参加費】200円

【必ず持ってきてほしいもの】水筒、タオル、携帯電話

※必要に応じて、、、

・弁当

・気づきをメモするメモ帳

・自分が必要な分の飴ちゃんや塩分タブレット

・雨が降りそうなときは雨具

 

◎わたしがいつもやっている、ひとり山歩きをみなさんで。

みんなで行くけど、山登りハイキングではありません。

黙って山を歩く。

自分と対話しながら。

木々と、虫と、山と対話しながら。

 

ご自分のペースで歩きましょう。

 

◎煌彩の森コースの登りのみ。皿倉平(8合目)まで登ったら、簡単な感想シェアをしたあと、解散します。

◎山に慣れている人なら1時間程度で登れます

◎解散後は、自由行動。

例えば、、

・ビジターセンターで休憩、お弁当

・山頂まで登って、レストランで昼食

・薬用植物園を散策

・そのままケーブルカーで下山

・国見岩コースや表登山道など別コースから下山

などなど、お好きにどうぞ。

 

参加ご希望の方は、えん療術所。または、井上尚子まで。

 

 

ではでは、今日も素敵な一日を。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

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えん療術所 *イトオテルミー療術師 井上尚子*
【受付】 9:00~16:00
時間内のご来所が難しい方もお気軽にお問い合わせください。
【定休日】不定休(土日祝は前日までに要予約)
【お問い合わせ・ご予約】070-5690-0147
【住所】北九州市八幡東区尾倉1-2-1(西鉄バス「尾倉町」バス停前)

 

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